2020年8月12日
工事の進捗

工事の方もだいぶ進んできましたが、こちらの更新はなかなか進まず。。

ただ、職人の皆さんのおかげで良い形に進んでおります。

まずは、建物へ向かうところから(この到着までのプロセスも良い感じです。)

 

まずは・・・・林道を抜けていきます。

 

 

 

そしたら正面には瀬戸内海。
(ホントは林道から正面には見えませんが建物からはバッチリ。)

 

建物は西向きに大きな13mくらいの大きなガラス面です。
正直、西側に大きな開口部というのは建物を設計する上で、まずNGに考えてしまいます。。

ただ、夕陽が海にポチャンと沈む所が見れる敷地というのは当然のように多くはありません。

であれば振り切って、その全てが眺望できるようにし、他の方法で熱等の対策を考えるのも正解の一つなのかなと思います。

ただ、その防御策が確立できてない工事中は地獄のような暑さです。。
まるでサウナ。。
(たまに行く、私たちが言うのもおこがましいですが・・・)

 

という流れで、1Fにはサウナもできてきました。
吉野ヒノキでくるまれて、良い匂いです。

 

玄関周りは杉で仕上げています。

外部なのですが、赤身が強く色もわりかし揃っているので当面はクリア塗装で行く予定です。(汚れてきたらシルバーグレイ塗装なんてのが多いです。)

天井と、壁の目地はシュッと通してもらっています。

ここに天井までのホワイトアッシュの無垢材の引戸が入ります。

 

中は螺旋階段周りがやはりややこしいです。

 

2Fの床も丸く仕上げたいし、そこに螺旋階段が刺さってくるし・・・

構造屋さんと相談した形状に、監督さん、大工さんと相談して納めますが・・・

 

 

・・・気持ちが良いくらい綺麗に納まりました!!

 

 

そんな感じで終盤戦に突入です。



2020年6月10日
姿が見えてきました。

姿が見えてきました。

今回の物件は張弦梁を利用しています。
張弦梁とは弓矢の弦のような形状で、こちらでトラスを組んでいます。

こちらを使うことで、木造の無柱空間を構成しています。

 

そして眺望。

写真の画角に入らない幅までの開口部です。。

 

階段は、施主さんもこだわりの螺旋階段です。

良い感じです。

 

 



2020年5月21日
配筋検査〜建前まで(約1ヶ月まとめて)


今回の新型コロナウイルスの影響で、現場監理に伺う事や、お打ち合わせも最低限に自粛しております。

広島は緊急事態宣言は解除されはしましたが、まだまだ元の生活に戻るまでは時間がかかりそうです。

早く事態の収束?というのは難しいかもしれませんが、マスクつけずにワイワイできる日が来ることを願っております。

 

・・・さて、現場の方はそうはいっても着々と進んでおります。

島では・・

コンクリートの打設が終わり。配筋検査。

タイミングよく、構造屋さんにも来ていただけました。

 

 

 

それから、大工さんの工場にお伺いさせていただいて、土間に座る化粧柱を確認。

「カイヅカイブキ」です。直径50cmくらいの巨木です。
こちらの設置向き、加工範囲などを相談して決めます。

起こして建ててもらうと迫力あります。

 

 

そして、また別日に土台敷の日には木造トラスの加工を確認に現場へ。

今回木造で大きな寸法を飛ばしていることもあり、デザインも兼ねてトラスで組んでもらっています。

天気が良いです。

 

 

ただ、、予定していた建前の日は雨にて順延・・・

そして翌週。建前でした。
今回は、木造大スパンということもあり、各所に集成梁を使っています。

 

 

 

 

今回は、鉄骨の螺旋階段が入ります。

後からでは入らないので上棟時にクレーンにて搬入設置です。

こちらの螺旋階段は、はじめての設計になる「芯棒」なし。
真ん中の支える棒を無しにして、階段の周りの鉄板、段板で強度を確保しています。

 

これが空を飛んで、設置位置に座ります。

 

建前も終わり、本格的に工事が進んでいきます!

 

また、書きます。