金属加工と表面処理の合同企業ブースのため、両社の技術を利用したものとした。
アルミのチップを加工して細いワイヤーに吊るし、金属の重厚なイメージを軽やかに、日本的に表現する。金属は下に向かうほどグラデーションになるよう電解焼き付けとしてもらう。下部には小さな庭をイメージした苔や紅葉を敷き詰めた。最もややこしいのは日本で製作した大きな什器を現地に運び入れるという課題。全て分解できるようにし、現地へ搬入をした。この800個ほどの金属片の間隔、色の位置を決めて設置するのは気が遠くなる作業だった事は言うまでも無い。