皆賀の家
用途:戸建住宅
工種:新築
構造:木造軸組構法
地域:広島県広島市
高台の上のコンパクトな敷地に建つ高断熱高機密な住宅。 眺望という敷地の理想的な特性を有効に建物に取り込むことができる計画としている。材料の構成は全て透湿性と気密性が確保できるように。基礎は風がよく当たる場所ということもあり、ベタ基礎の内外周部、底面にも防蟻断熱材を施工し基礎からの熱欠損が少なくなるよう留意している。間取りとしては敷地に法面があるため、1階に確保できる面積が少ないという条件もあるが、2階をリビングとし、格子状に設けた開口部を上部まで配置し風景を取り込む計画としている。
リビングはロフトと対峙して吹き抜けとし、上部は杉板貼りとしている。
吹抜箇所にはダイニングテーブルと共に可動式のアーム式照明ハンガーをウォールナットで製作。遊び心と共に、器具の灯数の変更、メンテナンスの簡易さと機能性も確保している。キッチンは造作キッチンとし、間仕切りを兼ねた家具を製作し廊下と仕切る。浴室はハーフユニット、壁面はヒノキとしている。床下エアコンを設置し、建物全体を温める空調方式を採用。今物件は2階リビングの為、床下ファン、ダクトを設け空気の通り道を誘導する計画としている。