牛田の家3
用途:戸建住宅
工種:新築
構造:木造軸組構法
地域:広島県広島市
広島市中心部に近い川沿いの素晴らしい眺望が望める敷地に建つ住宅。敷地条件は厳しく、実際には道路面より約1.9m下がり、南西向きで間口が狭く奥行きの長い土地だった。その中で、敷地の特性を活かした設計が求められた。
建物は、道路面から約1.2m上がった2階部分に玄関ホール、収納、プライベートスペース、洗面、トイレなどの機能を配置。3階部分にはリビング、ダイニング、キッチン、テラスを一体感のあるワンルーム空間として計画し、平均天井高さを3.0mに設定。広い天井に変化を加えることで、単調になりがちなスペースにアクセントを加え、室内に豊かな表情を持たせた。
ダイニングキッチンは全てオーダー家具で、調理機器や食器収納などをビルトイン。特に3m × 1.2mのカウンターは、自由な生活を感じさせる空間となっている。
1階部分には、清潔感溢れる真っ白なタイルで仕上げたバスルーム(2.5m × 2.0m)と、洗面・脱衣・トイレ・洗濯乾燥スペースを兼ねたサニタリールーム(3.5m × 2.0m)を設け、さらに予備室(約8畳)とモノ入れのスペースを確保している。
外観はシンプルな白いボックススタイル。前面道路側には木製の縦ルーバーを採用し、西日対策と外部からの視線を配慮しつつ、建物の外観を引き締めている。