2020年4月13日
銘木屋さん

先日、現在着工した物件の銘木選びに防府の清水銘木店さんへ伺わせていただきました。

今回一緒に作っていただける大工さんにご紹介いただき、同行。

たくさんの倉庫を見て回らさせていただきました。

 

 

アカマツの産地でもある山口県、なかでも・・・

[滑松]樹齢200年以上の良質なもので錦帯橋の修繕、昭和40年代には皇居新宮殿「石橋の間」「松風の間」などにも利用された地域を代表する材料。

現在はマツ枯れの影響もあり「滑松」と呼ばれる松は20本程度しか現存しないのだとか・・

 

それでお目当ては、和室に使う250角程度のヒノキ材。ありました。

 

 

それとあとは土間に使う面白い化粧柱を探しに。

クリ(出節で根元が曲がっていて雰囲気があります。。)

 

 

ケヤキ(やはりケヤキは圧倒的な存在感)

 

カイヅカイブキ(ワイルド)

 

他にも、たくさんの天然乾燥の銘木がたーーっくさんあり、正直見れば見るほど頭の中がパニックになります。

また、代表にお聞きしたお話がとても面白く、本来の目的を見失いそうになりました。

なんとか樹種も決定、洗いにかけて土間に鎮座する予定です。

 

 

 

 



2020年1月10日
パテ、パテ、パテ、だいだい、ゆず!

隅の浜の家は大工さんの工事も一旦ひと段落し、仕上げ工事に入っています。・

現状は・・・

 

パテ!

 

 

 

パテ!

 

 

 

 

パテ!

 

 

といった感じです。(だいぶ、できてきました・・・)

 

内装の仕上げ材は塗装を採用することが多く、もはや当事務所の標準仕様となっています。

何よりも塗装はクロスのように剥がれてくることがなく、経年変化が楽しめる材料です。

もちろん多少のヒビは入りますし、汚れもつくのですがそれも「味」として楽しめる材料だと思っています。もちろん、メンテナンスも容易です。
養生さえきちんとすれば自分たちでもローラーで塗ることができます。

海外では最もポピュラーな仕上げです。

ただ、塗装で仕上げるには下地がきちんと平滑にできていなければきれいな仕上がりにはできません。(海外ではおそらくここまでしないと思います・・・)

そこで下地のデコボコなどをなくし、ビス穴を塞いだりするのが「パテ」となります。

一回では収縮したりするので2回、補修と何度も時間を開けて処理をしていきます。

 

来週からは仕上げの塗装に入っていけそうです。

 

そして、土地探しの時から仲良くなった近くのおばちゃんに挨拶すると・・・

「だいだい」、「ゆず」などを。

 

 

 

たーくさんもらいました。

この後も喋りながらどんどん収穫してカゴ山盛りいっぱいに。

 

「毎年顔出しんさい。」
「おらんかったら勝手にとってってー」とのこと!

ありがとうございます!おばちゃん!

 

 

 



2019年9月30日
「隅の浜の家」地盤改良

無事、地鎮祭も終わり、工事着工しました。

まずは地盤改良。

今回の土地は高台の上にあり崖地条例に対しての対策を行う必要があります。

崖下側には崩れないように鋼管杭を打ち込んでいきます。

いつもは砕石パイルにて地盤改良を行うことが多いのですが今回は鋼管杭です。

HPよりお借りしました。

 

一般の地盤改良には上記のような砕石での改良が土地への負担が少ないということでこちらの工法を採用することが多いのですが、今回のような崖地では鋼管杭を使うようにしています。

なぜかというと横からの力には周囲の土壌と砕石の摩擦によって支持する砕石パイルより、鋼管の強度の方が崖崩れには力を発揮すると考えているからです。

 

地盤調査の結果では土地は良好な地盤だったのですがせっかく打ち込むので1.5mくらいで崖に対しては対処できるのですが、支持地盤まで4m程度打ち込んでもらい、より地盤が強くなるよう施工してもらいました(そんなに費用は変わらない!)

 

地盤も無事、強度を確保できたので次は基礎工事です!