2021年3月25日
お寺の境内着工しました。

先日より、工事の方が進んでおります。

今回の工事は1期、2期と別れる予定で今回は8月頃までかけての工事となっております。

住職より、古い話で「ここは昔沼だった・・・」という言い伝えの通り・・・。

・・・やはり地盤調査の結果は良くありませんでしたので、地盤改良からです。

言い伝えは本当でした。当時、沼に石を投げて、お寺を建立されたとか。

重機の侵入経路が限られるので、まずは敷石を外して経路を確保してもらいます。

 

 

そして、地盤改良。

合祀は石でできるのですが、重さが・・・35t。

地盤改良はセメントミルク工法というコンクリートの杭を打つ工法となりました。

これが4m×4m程度の範囲に 25本 !

ほぼぎっしりコンクリートの塊のようでした。

 

出来上がったのがこちら。

 

ちなみに掘っている最中に面白いもの出てこないかなと楽しみにしていました・・・(お寺ですし)

 

↑いつの年代のものかわからない木の根(ものすごく工事の邪魔をしていたようです。)

 

 

 

 

↑お茶碗?(価値がわかりません・・)

 

 

 

その他、瓦、石などなど。

お宝は見つかりませんでした。毎度、掘るときは期待してしまいます。

 

 

また、今回お参りの方の水場を仮設で移動する必要があったのですが、現場に行くと施工店さんが余った材料で置き場を作ってくださいました。

 

足元の面取りしてくださっていたり・・・こういったことの気遣いをしていただけれる方に工事していただいて嬉しい限りです。

 

 

写真奥の鬼瓦は移設のために、バラバラに。

 

 

移動の際に崩れてしまわないか、心配していましたが大丈夫そうです。

 

 

来週には、敷石下の鉄筋が組み上がっているそうです。

中国に発注してあるはずの石が楽しみ半分、心配半分。

以前、サンプルと完成品が全然違うものができていたという経験があるので。

良い感じに進んでいければ!

 

 

 



2021年3月15日
医院の改築を無事契約させて戴きました。

昨年より、計画、調査の方をさせていただいておりました。

既存にお持ちの図面が昭和45年、1970年の改築が最後というコンクリート造の建物です。

おそらく昭和前期の建物です。・・が維持管理をきちんとしてあり、まだまだ現役で使用できそうな状態。
何よりも給排水などのインフラ関係が躯体の中に隠してあるのではなく、外部で取り回してくれているのでメンテナンスはしやすそうです。

 

こちらの1階の医院を新たに全面リニューアルとなりそうです。

 

 

といっても耐震性は建築基準法改正前の建物。

構造事務所の方にも入って戴き、現状のチェック、耐震改修のプラン作成等お願いしております。

難しいのは新しく計画するにあたり、既存の図面と寸法等が相違点があり、内部をひたすら実測、図面化といったものに時間がかかってしまうこと。。

新築、新規のテナント工事等とは異なりプランしたものを探り探り変更をしながら進めていくことになりそうです。

悩みの種であった外装のデザインについてもやっと、まとまって来そうなので次回の提案が楽しみです。

ここからはひたすら作図!

 

 

 

 



2021年2月28日
大竹のお寺で契約と同時に上棟(仮)しました。

2020年の2月から計画していた物件が無事、合い契約となりました。

今回は合祀とその周囲の外構の設計を携わらさせていただきます。

来月からの着工で、8月頭にお引き渡し予定です。

設計の契約と工事の契約が一緒となったのですが、建設会社さんが東家のモックアップを製作してきてくださいました。

今回、境内に建築する東屋です。

 

実際に建てられる東屋の1/2の模型をです。

 

 

これが、、トラックの上に上棟しました。
(勿論運搬時は横倒しですよ!)

 

 

ヒノキの材を組んで違い違いに頬杖で屋根を支えます。

突拍子も無いデザインではなく、境内の中に鎮座しても違和感がなく・・でも遊び心は忘れずに。

一本の木をイメージした形状となりました。

下にベンチを造作し、「大きな木の下で」人が集まれる。といったコンセプトです。

図面やパースで見た目のバランスを確認していたのですが、実物見てバッチリと確信できました。

モックアップを急に作ってきて下さった建設会社さんに感謝です!

竣工が楽しみです。